特注品事例

オシレーティング装置

元はドイツメーカーの試験装置でしたがデリバリーの問題もあり、当社に依頼がありました。採寸にもかなりの時間を費やし再現化しました。半径200mmのパイプに12か所のM6ノズルを取付け、中心点に水が当る様にしなくてはいけません。微妙な角度でCADで演算しても実際に上手くいくかはやってみないと分かりませんでした。

IPX9試験装置

流量、水量、水温、噴射時間に条件があり非常に難易度の高い依頼で、ソフトウエアで制御管理する事にしました。面白い事に水温80℃に設定してミストで噴射すると空気に触れた瞬間に水になってしまいます。装置先端のノズルはドイツメーカー製と同一形状にし、摩耗時にノズル交換の為、先端部の極小部分の測定ができる事が条件でした。測定はノズルに光を当てて顕微鏡で光の太さを測ります。

IPX1、2水滴試験装置

約1.7Mの高さに水槽を設置し、1平方メートルに2500か所のノズルを取付、雨水の様に垂らす事を再現化させる試験装置の依頼でした。2500か所もノズルがあると、すべてから出水しているのか確認と詰まっている箇所のエアーブロー作業で思わぬ手間がかかりましたが無事完成しました。


振動試験治具

振動試験装置に試験品を取付ける治具の依頼です。まず、材質の候補に上がったのがマグネシウムでした。マグネシウムは実用金属中で最も軽量ながら強度もあり振動吸収性に優れています。しかし加工が危険を伴い、溶接時に爆発する恐れもあり断念しました。次に候補に上がったのがマグネシウムを含有しているアルミでした。この材料での実績もある事が分かり一気に進展して完成に至りました。

傾斜試験装置

船の上で大波の揺れにより制御盤内の部品等が外れないかを試験する装置です。簡単に言えば大きいシーソーを造るイメージです。しかしこれにも制約が多々あり、全長3M、巾800mmくらいで最終的には500kgの試験品を角度は左右25度で止まる様に揺らしたいとのことです。CADでどの程度の重さに耐えれるか演算し、材料の板厚を決めました。制作上の肝は丁寧な溶接加工に尽きる物でした。完成品は1tまで耐えれるオーバースペックとなってしまいましたが、お客様には大変喜ばれました。